旅行 Travel

青い目のおもてなし  長野県 戸倉上山田温泉 亀清旅館

2017年6月26日


日本のOmotenashi シリーズ第9回

青い目のおもてなし
長野県 戸倉上山田温泉 亀清旅館

pdficon_large


 
 長野県中部の温泉地で、米国出身の男性が若旦那として日本旅館の跡を継ぎ、宿泊客のお世話をしながら、温泉街を盛り上げようと日々奮闘しています。夫婦が中心となって家族で営む12室の旅館でのおもてなしや地域の魅力を向上させるために取り組んでいることなどについて紹介します。

 

日本旅館の若旦那になって

 タイラー・リンチさんは米国西海岸シアトルで貿易会社に勤務し、日本人の奥様と家族で暮らしていたところ、100年の歴史がある建物を中心に配された奥様の実家の旅館が廃業の危機に見舞われた。この日本旅館のたたずまいは彼にとって大変あこがれの場所であった。跡継ぎがいなくて取り壊されると知り、これほど古い木造の貴重なものは壊してしまうと二度と作れないので、絶対に守るべきだと心が揺さぶられた。
 2005年、何をすべきか全く分からない状態で旅館の仕事に飛び込んだ。家族で全てをこなさなければならない中、まず布団の上げ下げから始まった。この作業は当時からずっとタイラーさんが日々作務衣姿で担当しているものの1つである。もともと屋内の浴場だけだったが、お客にもっと寛いでもらいたいとの強い思いから、自ら工具を操って露天風呂を3カ所に新設したり、1階の客室それぞれに特徴を持たせた坪庭を作ったりするなど、自分で作業ができるリフォームは全て自らDIYで手掛けてきた。

(さらに…)

« Older Entries

 

カテゴリ最新記事一覧

Copyright © 2017 IHCSA. All Rights Reserved.