日本の未来を担うスマート農業 ~試験農場「エフシードラボ(f-seed. Lab)」の挑戦~

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 福島県中部に位置する「須賀川(すかがわ)市」は、東西に長く西に那須連峰、東に阿武隈高地を望む自然豊かな地域である。江戸時代には奥州街道(江戸時代の五街道の1つ)の宿場町として賑わい、昔から商業の街として栄えてきた。須賀川市には、おいしいリンゴやナシ、トマトなどの果物や野菜が豊富に揃う。しかしながら、農業従事者の高齢化、後継者不足など農業を取り巻く環境は年々厳しさを増している。須賀川市の夏秋きゅうりは近年まで生産量日本一を誇っていたが、その座を伊達市(福島県)に奪われている。
 ITやロボットを活用することで生産性を向上させてこの状況を打破し、就農人口を増やしていこうという動きが出始めている。この取材ではITベンチャーとの協業できゅうり栽培の省力化、魅力的な農業を目指す株式会社福島タネセンターの取り組みを紹介する​。

エフシードラボのビニールハウス内におけるきゅうり栽培
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