歴史と技術を感じるランドマーク「GINZA PLACE(銀座プレイス)」

歴史と技術を感じる新たなランドマーク――東京都中央区
「GINZA PLACE(銀座プレイス)」

東京・銀座の「顔」ともいえる銀座四丁目交差点に、新たな商業施設「GINZA PLACE」が誕生した。外観ファサードには、日本のクラフトマンシップを表現するために真っ白なアルミパネルが5000枚以上使用された。美しさだけでなく、最新技術も込められた注目の建物だ。

 銀座は東京を代表する商業地だ。大通りに沿ってデパートやブランドショップなどが軒を連ね、新しい流行の店ばかりでなく、細道に入れば古くから商売を営む店も多い。伝統や品格を重んじる街でもある。
 
 その中で、銀座を象徴する風景として銀座四丁目交差点が挙げられる。晴海通りと中央通りが交差し、角にはそれぞれ和光本館、銀座三越、三愛ドリームセンターが建つ。その一角に、新たな商業施設「GINZA PLACE」が平成28年(2016年)9月24日にオープンした。

9月24日、銀座四丁目交差点に新しい商業施設「GINZA PLACE」がオープンした。写真左に写るのは、昭和5年(1930年)から営業し、日本を代表する百貨店「銀座三越」。右は昭和38年(1963年)に完成した「三愛ドリームセンター」がある(写真:日経アーキテクチュア)

 事業者はサッポロ不動産開発とつゞれ屋だ。白磁のような外観ファサードは、クラインダイサムアーキテクツ(KDa)がデザインし、設計と施工は大成建設が担当した。KDaは、イタリア出身のアストリッド・クライン氏と、イギリス出身のマーク・ダイサム氏が設立した設計事務所だ。

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