古き良き沖縄情緒溢れる今帰仁

2014-11-27
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その昔、お城があった今帰仁村(なきじんむら)は、今も遺跡が残り古き良き沖縄の原風景が随所に見られ、人のぬくもり、優しさが感じられえる癒しの地。
近年は2000年に「今帰仁城跡」が世界文化遺産に登録され、2005年には屋我地島(やがじしま)と古宇利島(こうりじま)を結ぶ古宇利大橋ができたことにより本島と陸続きになってから青い海と自然を求めてたくさんの観光客が訪れるようになった。この夏、男性アイドルグループを起用したCMに「古宇利島のハートロック」が使われていたことで有名になり、今帰仁を訪れる観光客はうなぎ登りに増えている。そんな今帰仁の魅力やこれからブレイクしそうなものをご紹介する。

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ワルミ海峡

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ワルミ海峡の景色に一目惚れ

 この場所に家を建てたい。記者がこの絶景ポイントに立ったときの最初の感想である。この場所とは今帰仁村、ワルミ大橋の横にある「橋の駅 リカリカワルミ」の展望エリア。目の前に広がるエメラルドグリーンの海、深い緑の森、遠くには屋我地島、古宇利大橋までが一望できる。まさに絶景という言葉がふさわしい場所だ。
リカリカワルミの直売所では所狭しと、今帰仁特産の泡盛や取れたての新鮮な野菜や果物が陳列されている。またレストランでは、今帰仁の熟成和牛や新鮮な魚を使用した沖縄料理が楽しめる。ワルミ海峡の絶景は訪れた者の期待を決して裏切らないだろう。

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道の駅“リカリカワルミ” リカリカワルミのパイナップル

 「橋の駅 リカリカワルミ」 http://rikarikawarumi.web.fc2.com/

 

ロマンチックで神秘的な古宇利島

 古宇利島には、その昔、ウミナイとウナイという男女が幸福に暮らしていましたが、ある日疑念や欲が芽生えてしまったため、二人は労働の苦しみを味わいます。しかし、神に子孫を残すことを許され、島は子どもたちの笑い声が溢れるようになり、その子孫が琉球の島々に広がっていきました、という沖縄版アダムとイブ伝説があり、島の北側にあるテーヌ浜の「ハートロック(ハート型の岩)」は、なんともロマチックな気分にさせてくれる。
1周約8キロメートルでサトウキビ畑や紅イモ畑が広がるのどかな古宇利島には、まだあまり知られていない絶景ポイントがある。その場所とは、かつて小学校があった付近。こんな素晴らしい環境で育った子供たちは、なんと羨ましいことか。

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ハートロック 古宇利島高台からの絶景

 

今帰仁今泊(いまどまり)に沖縄の原風景を見た

 沖縄の原風景を見たい方には、今泊地区の散策がお勧めだ。古民家が残る古い街並みには、猛暑を和らげ、台風の暴風を防ぐ役割を果たすフクギ(常緑高木)が立ち並び、自然の猛威から人々の生活を守ってくれる。このフクギ並木の路地が、なぜか懐かしく、独特の優しい雰囲気を醸し出している。
また最近では、このフクギ並木に沖縄伝統の竹垣を設置しフクギ並木の集落を保全、活用する取り組みが行われている。ここ今泊で、本当の沖縄情緒を味わってほしい。

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今泊地区のフクギ並木 沖縄伝統の竹垣が設置されたフクギ並木

 

 

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クワンソウの花

リラックス効果クワンソウ

 目の前には辺り一面に咲き乱れるオレンジ色のお花畑が広がった。「これは沖縄の伝統野菜のひとつで”クワンソウ”とい言います」と教えてくれたのは今帰仁ざまみファームの座間味栄太(ざまみえいた)さん。「沖縄では昔から睡眠導入やリラックス効果があるといわれ、おじいやおばあたちは、つぼみを豚肉と一緒に炒めたり煮たり、葉は乾燥させてお茶にして飲んだりするなど、薬膳料理として取り入れてきたんです」

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今帰仁ざまみファームの座間味栄太さん 今帰仁ざまみファームの売店

 畑の横の売店で試飲ができるというので、クワンソウ茶を一口飲んでみた。口当たりはなめらかで味はほんのり甘く飲みやすかった。「ストレス抑制やイライラにも効くんですよ」その言葉に、クワンソウ茶とクワンソウ粉末使用のちんすこうを買い物かごの中に入れていた。そう沖縄は薬草の宝庫なのだ。

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クワンソウ茶 クワンソウ粉末使用のちんすこう

 「今帰仁ざまみファーム」 http://zamamifarm.com/

 

 

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caféファームハウスなきじん

我が家のような寛ぎのカフェ

 国道505号線の脇道を入った森の中にひっそりとたたずむ「caféファームハウスなきじん」。つたの絡まる建物は自然と融合していて神秘的だ。もともとは旅行者向けの宿として1992年にオープンしたが、シニアになったご主人が体力的な問題もあり2009年に2階の客室を閉じ、それからは1階でカフェを営んでいる。
「宿をやっていた当時、バス停から山道を20分も歩くのにたくさんの欧米人バックパッカーが大汗をかきながら泊まりに来てくれました」と懐かしそうに話してくれたのはご主人の伊藝秀信(いげいひでのぶ)さん。「これといった宣伝はしなかったのですが、日本を回っている旅行者同士の直接の情報交換から、ここを知った方が電話やFAXで予約を入れてきました。英語はあまり得意ではありませんが、どうにかなりましたね」今も昔も口コミの効果は変わらないということだ。
カフェにあるテーブルや椅子はアンティークのもので、懐かしさと寛ぎを感じさせてくれる。

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1階のカフェ トマトベースのパスタ   桑の実ジャムケーキ 

 料理は伊藝さんの畑で採れた島野菜をふんだんに使ったものを提供している。
記者がいただいた料理は、しめじやゴーヤ、つるむらさき(熱帯アジア原産のつる植物)等が入ったトマトベースのパスタと手作りの桑の実ジャムケーキで、素材そのもの味がしっかりと生かされていて美味しかった。
ぜひとも立ち寄ってもらいたいが、畑仕事をしている関係でカフェは週3日お休み、行くときには問合せを忘れずに。

 「caféファームハウスなきじん」 http://nakijinson.jp/farmhouse/

 

 

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今帰仁の宿ハイビスカスオーナーの上間宏明さん

昭和レトロが外国人を惹きつける

 あれ、この懐かしさはなんだろう。昭和の薫りがする木造建ての宿。その中から笑顔で出迎えたくれたのが、今帰仁の宿ハイビスカスのオーナー上間宏明(うえまひろあき)さんだ。
「自宅だった家を民宿に改築して5年前にオープンしました。全4室の内、1つが沖縄古民家の和室になっていて、そこから予約が埋まっていきます。素泊まりのみで1泊3,500円からというリーズナブルな料金設定のため、連泊されるお客さんもいますよ。またお得な一棟貸切というプランがあり、気の合った仲間同士で楽しまれています」
共用スペースにはダイニングキッチンがあるので、自分の食べたい物を買ってきて調理して食べることができる。小さな子供がいる家族連れには嬉しい設備だ。
「今では、宿泊客の4割が外国人になっています。これからその比率をもっと増やしていく予定なので、外国人にも快適に過ごせる環境を整備していきます。」<br />  ここハイビスカスには、外資系エアラインで働いていたインターナショナルなおもてなしができる女性スタッフがいるので英語対応もバッチリだ。

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沖縄古民家の和室(定員4名) ツインの洋室(定員2名)

 

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パソコンコーナー 共用スペースのダイニングキッチン

 「今帰仁の宿ハイビスカス」
http://haibisu.com/(日本語) http://haibisu.com/english.html(英語)

 「ハイビスカス」の横には、軒下に地元オリオンビールの提灯を一列にさげて佇む昭和居酒屋「北山食堂」がある。店内に入ると昭和30年から40年代の大衆食堂でよく使われていたシンプルなテーブルとイスが並び、昭和40年代に製造されたと思われる大きな箱形のステレオからは、美空ひばりなどの歌謡曲が流れている。
目を引くのが、各テーブルに設置されている蛇口だ。栓を受け取り蛇口をひねると水割りになった泡盛が出てくるので、ついつい手が伸びてしまう。でも大丈夫、飲み過ぎてしまう方でも、1,000円で3時間飲み放題となっているのでご安心を。気さくな地元の方も飲みに来ているので、ゴーヤーチャンプルーなどの沖縄料理をいただきながら、いろいろ語りあうのも面白い。人と懐にも優しい北山食堂で沖縄の夜を楽しみたい。

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昭和居酒屋「北山食堂」 手前「泡盛の蛇口」

 


ぬーんねんしが

 特別なこと、モノは、何もない。ただ、そこにある空気、景色、人との触れ合いが気持ち良いのです。そう、それが今帰仁なんです。
*「ぬーんねんしが」とは、沖縄方言で、「何もないけど」という意味です。

 

 

「今帰仁村観光協会」
http://nakijinson.jp/

「今帰仁村商工会」
http://www.nakijin.or.jp/

 

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