MUJI HOTEL出店の経緯について、良品計画の松﨑曉代表取締役社長は「無印良品が誕生した1980年からアドバイザリーボードの多くのメンバーがホテルの出店について意欲的だった」と語る。
約40年たった今のタイミングに出店した理由は、「『生活の基本となる本当に必要なものを、本当に必要なかたちでつくること』が無印良品の考え方。80年当時はまだホテルに泊まることが日常生活の延長とはいえなかった。旅が日常生活の延長、生活の一部となった今だからこそ事業をスタートした」と説明する。
そのほか、良品計画が力を入れているのが食の提供だ。「2018年には冷凍食品も開発してきた。食の領域は、我々の生活の基本であり、全世界で拡大していきたい」と松崎社長は話す。
具体的には、地下1階に朝食セットや日替わり定食を提供するレストラン「MUJI Diner(ムジ ダイナー)」をオープン。1階では、青果売場、弁当・サラダ、ベーカリーなどの売り場を展開する。