エピソード 9 帯広で地元の人と交流

2019-07-18



ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~

【エピソード9】
<帯広で地元の人と交流>

サイクリストは一般的に大都市を避けようとします。都会は交通量が多く、大気汚染があり、走行も難しいですよね。私たちもルートを考えたとき、もともとは帯広を迂回しようと考えていました。帯広は道内の大都市の1つなので、それを避けて山の方へまっすぐ進もうと計画したのです。でも1カ月もサイクリングとキャンプの日々を続けていたので、1000キロ走破を記念して、環境を変えたくなりました。

カウチサーフィンって聞いたことありますか? 異文化や外国語、それに旅行に興味がある人々のグローバルネットワークのことで、主な目的は、旅行者と地元の人たちを結び付けることです。カウチサーフィンは「おもてなし」のプラットフォームのような機能を持ち、地元の人が旅行者を無料で宿泊させ、一緒にいろいろな話題や自分の経験などを話して楽しい時間を過ごします。日本は閉鎖的なところがある社会なので、メンバーはそれほど多くありませんが、幸運なことに帯広で素敵なホストファミリーを見つけることができました。

ロシア人脊椎外科医のイワンと奥さんのマオは、2人の子供と一緒に帯広市に住むようになって4年になるので、帯広の事をよく知っています。私たちが到着するとすぐに、お気に入りのレストランに連れて行ってくれました。地元の名物をたくさん味わいましたが、中には串に刺した肉をテーブルの上で焼くものもありました! もっとも、私たちのお気に入りはトロロイモでしたけど。

イワンとマオは私たち2人だけの部屋を用意くれたので、素晴らしい食事の後に素晴らしい夜の休息が待っていました。ミーシャは初めて畳で寝ました! 2人にとって、寝具を寝袋から普通の羽毛布団に替えて寝ることができたこの4泊はとても快適でした:) そしてトイレでも初お目見えがありました。ふたが自動的に上に開くトイレに出会ったのは初めてでした。とても便利です。日本人はトイレに関しては、とても革新的ですね。(笑)

イワン一家と過ごした土曜日は、素晴らしくも盛りだくさんな1日でした。まず初めに、北海道道111号を山の方へ向かいました。北海道道111号線は、日高山脈を掘削して通り抜ける予定でしたが、工事半ばで計画が中止され放置されています。私たちはクマの排泄物を見つけ、閉鎖されているトンネルに入り、声を上げてどのように反響するか試してみました。日高山脈山岳センターには1970年に福岡の学生3人を殺したクマの剝製が展示されていました。イワンはこの事件の詳細を説明してくれると同時に、危険を避けるためのアドバイスをくれました(例えば、もしクマが荷物をあさったら、その荷物には触らないこと、そうしないとクマは自分の獲物を取ろうとしていると思うから)

次に、農産物の直売所に立ち寄って親子丼(オイシイ!)を食べた後、帯広のすぐ郊外にあるすばらしい温泉に行きました。水着みたいな特別な湯あみ着を着たのは初めてでした。なかなか可愛かったですよ。その日は寿司屋で夕食をとりました。

日曜日はお祭りデーでした。というのは娘さんが通う幼稚園で、毎年恒例の夏祭りが開催されたからです。何があるのか知りませんでしたが、始まってみるととても面白かったんです。いろいろな種類の浴衣を着たとってもかわいい子供たちがたくさんいて、歌ったり、踊ったり、遊んだりしていました。またこの可愛らしいお祭りの隣では、地元の野球チームが試合をしていて、その面白そうなスポーツ競技も垣間見ることができました。

心から惜しみなく、親切にもてなしていただいたので、お礼に私たちもイワン一家のために欧風の料理を作ることにしました。すべての食材がスーパーで入手できたわけではありませんが、それでもおいしいものができました! なんだかんだいっても限りある予算で旅行しているので、北海道に着いて以来、これほど美味しいものを食べていませんでした。帯広と素敵なカウチサーフィン一家は、永遠に私たちの胃袋の記憶に残るでしょう:)

 

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