エピソード79 屋久島の美しい海岸を堪能

 

ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~

【エピソード 79】
<屋久島の美しい海岸を堪能>

屋久島にはすることや見どころが沢山あります。内陸の山地をトレッキングし終えて、さあ今度は屋久島の海岸沿いの観光名所の探索です。

ガイドブックによれば島の中にいくつかキャンプ場があるはずだったのですが、今も利用できるところは1カ所しかありませんでした。このキャンプ場「青少年旅行村」は二晩我が家になり、すばらしい夜を過ごしました。私たちの他には利用客がだれもいなかったので、ミーシャの誕生日をお祝いして、ささやかなディスコパーティーまで開いちゃいました。

屋久島のバスフリー乗車券のおかげで、それほど交通費をかけずに色々な場所を探索することができました。島の主な滝の二つ―大川の滝(おおこのたき)と千尋の滝(せんぴろのたき)―を1日で回りましたが、それぞれに特色があり、息をのむほどのすばらしさでした。大川の滝のほうは楽に歩いて行けたのですが、千尋の滝は最寄りのバス停から約3 kmも坂を上って行かなければならないので、ちょっとした運動を覚悟してくださいね!

屋久島の南側を巡る旅のハイライトは、温泉でした。平内海中温泉(ひらうちかいちゅうおんせん)は海中から湧き出る混浴の温泉で、干潮の時間のみ利用できます。地元の人たちは観光客を歓迎してくれて、入浴のエチケットを教えてくれます。温泉の周囲の礁湖には興味をひく生きものがいっぱいいて、午後の時間が過ぎるのはあっという間でした。いろんな種類の魚やカラフルな生物、さまざまな甲殻類が見られますよ。

もう1カ所私たちのテンションが上がった温泉は、尾之間(おのあいだ)の小さな公衆浴場でした。ここは日本で行ったほかの温泉とはまったく違います。なにがそんなに違うかって?第一に、この硫黄泉はなんと49℃もあり、と・に・か・く 熱いっ! 第二に、すごくにぎやかで活気があり、人の出入りが激しく、子どもたちも遊び回っています。第三に、この地元の温泉文化はやや風変わりで、浴槽は一つだけで、みんなその周りの床にぺたんと座り、桶で温泉を汲んで身体にかけるのです。

結論としては、屋久島を褒めないわけにはいきません。まさに楽園のような島です。その自然、人、文化は日本の本土とは明らかに違います(一例をあげれば、至るところに熱帯の花の香りがします)。このユネスコ世界遺産をみなさんぜひ訪れてみてください。心からお勧めです!

 

 

 

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