エピソード64 やまなみハイウェイ―九重連山

 

ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~

【エピソード 64】
<やまなみハイウェイー九重連山>

湯布院カントリーロードユースホステルでの最後の夜、オーナーのリョウさんからスポーツイベントに誘われました。サッカー、バドミントン、フリスビー、バレーボールと色んなスポーツ満載で、楽しい夜になりました。がしかし、翌日ひどい筋肉痛で、行かなきゃよかったかなとちょっと後悔。

九州の最高峰に登るのはぞっとするほどきつかったです。幸い天気は気持ちよく、この日の目的地である長者原(ちょうじゃばる)には時間どおりに到着しました。暖かな夕陽を浴びて、三俣山(みまたやま)の景色がとてもロマンチックに映えていました。

道中、驚くべきことが起こりました。車に呼び止められたのですが、運転していた日本人の男性とその息子さんが、携帯電話を差し出して熱心に何かを見せようとするのです。なにが起こっているのかしばらくわかりませんでした。男性から、もしかしてMIZUBIZUではないかと尋ねられました。えっ、私たちってそんなに有名なの?と思って笑っちゃいました。すると突然、その携帯電話からスロバキア語を話す女性の声が聞こえてきたのです。「ハロー、私よ、マリア・タモトよ!」

ミセス・タモトはスロバキア人の駐在員で、スロバキアとチェコの日本駐在員で作るフェイスブックのグループで知っていました。私たちの冒険をフォローしていて、福岡に来たなら自宅に泊まりにいらっしゃいと親切なお誘いをもらっていたのです。そしていま、阿蘇くじゅう国立公園の真ん中で、彼女のご主人と息子さんにばったり出会ったのです!なんてラッキー。

翌朝、海抜1330メートルの牧ノ戸峠(まきのととうげ)にたどり着き、疲れたけれどその分、そこから阿蘇に向けて下り坂をエンジョイしました。

 

 

 

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