エピソード 38 志賀高原、ユネスコの宝石

 

ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~

【エピソード 38】
<志賀高原、ユネスコの宝石>

自転車に乗りながら後悔してしまう、ぞっとするような登り坂・・・ご存知のとおり、既に同じ話を何度もしてきました。でも! 最後まで坂を登りきると、本当に登った甲斐があるのです。とても貴重な日本の国立公園の1つであり、UNESCOにも登録されている志賀高原で、まさにそれを体感しました。

雨に降られながらの過酷な登りの後、志賀パレスホテルの居心地のよい部屋で寄り添いながら、信じられないほど幸せな気持ちでした。そのホテルは、これまでに日本で訪れたどのホテルとも違い、私たちがヨーロッパの山で見慣れているホテルに似ていて、特にロビーにある大きな暖炉が、家に帰ったような気持ちにさせてくれました!

温かい温泉で生き返った後、たくさん寝て、パレスホテルの美味しいバイキングで燃料を補充してから、外へ出かけました。最初に、日本で一番標高が高いところにあるリフトに乗って、横手山山頂まで行きました。標高2,307mにあるクランペット・カフェでは、美味しいチャイ・ラテとカプチーノを楽しみました。

急な傾斜のスキースロープをホテルまで歩いて下り、自転車を引き取って、湯田中温泉まで下り始めました。

国道292号線沿いには、きれいなスポットがたくさんありました。自転車を止めて、木道を散策したり、洞穴や湖を見て回ったり、ただ素晴らしい秋の景色を楽しむだけでもいいです。

国道292号線は、日本のアニメに登場したことがあることから、有名なサイクリング・ロードの1つだと、ホテルのオーナーが教えてくれました。だからこそ、多くのサイクリストが、ここに来て過酷な登りに挑むのです! 私たちにとっては、下りのほうが登りよりも確実に快適でしたが、大変なことがなければ人生に喜びもないでしょう。大体において、辛い努力こそ、最も価値のある結果を生み出すのです。志賀高原は、それを証明しています。

 

 

 

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