エピソード25 北上と平泉 

 

ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~

【エピソード 25】
<北上と平泉>

日本を旅するのに使っているガイドブックによると、遠野盆地でのサイクリングがお勧めとのこと。とても興味があったのですが、ルートからはかなり離れていたので、代わりに、北上市にあるみちのく民俗村へ行きました。

ここは、広大な敷地内に、さまざまな歴史的建築物を見ることができる、入園無料の屋外博物館です。熟練の高齢女性が、昔ながらの織機で敷物を織る姿を見学する機会にも恵まれました。旅行中、今持っている以上の荷物を仕舞うところがなく、お土産を買えないのを、ズザナはこんな場面でいつも残念に思うのでした!

みちのく民俗村には、伝統的な農業に関する屋内博物館もありました。米づくりと収穫についての素晴らしいドキュメンタリー・ビデオを、たぶん30分くらい見ていたと思います。ここを訪問する場合には、十分時間を取ってくださいね。いろいろなものがあるので、2~3時間くらいが最適だと思います。

古い日本家屋の優美さと強じんさには、驚かされました。それに、典型的な田舎の建物を好むのは、人間だけではないみたいです。軒下には、スズメバチも巣を作っていました!

みちのく民俗村の見学ルートをまわった後、走りやすい道を43キロサイクリングして、平泉町の道の駅に着きました。気持ち良い気候だったので、屋外にある小さな木製デッキの上で眠ることにしました。テントなしでキャンプするのは初めてで、ちょっと珍しい体験でした!

平泉はUNESCOの“世界遺産”に登録されている寺院群が有名で、翌朝観光しようと考えていました。藤原氏の北の領地だった平泉は、12世紀の文化的・政治的な影響力で、京都と肩を並べていました。この町で最も有名な観光名所である中尊寺には、金色堂と呼ばれる黄金のお堂があります。写真撮影は禁止されているので、建物の外側しかお見せすることができません! 豪華な細工と目を見張るような栄華の証をご覧になりたければ、実際にお出かけください ;‐)

 

 

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