エピソード 23 大仙市と角館

 

ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~

【エピソード 23】
<大仙市と角館>

もともとは、秋田市から海岸沿いを佐渡島まで旅を続け、アース・セレブレーション2019を見たかったのですが、間に合わないことに気づいて山側にルートを変更しました。武家屋敷が保存された町を散策し、有名な湖で泳ごうと思ったのです。

大仙の道の駅でひと晩過ごすつもりでしたが、草地がなかったので、テントを張る場所を他に探さなければなりませんでした。すでに暗くなった後、ズザナは家の間にある小さな駐車場に気づきました。そこには素敵な芝生があり、入り口に「Welcome」と表示があったので、運を天に任せることにしました。

早朝、近所の1人が私たちを見つけたとき、その男の人は困惑したような、面白がっているような、心配そうな複雑な表情をしていました。私たちは挨拶をして、そんなところに野宿したことを謝りました。でも新婚旅行の旅だと知るととても興奮した様子で、奥さんに話してくれました。奥さんからは素敵な自家製おにぎりとスポーツ飲料を頂きました。その男性は私たちがいるのは隣のハジメさんの私有地だと教えてくれました。

ところが、庭から出て行くように言われる代わりに、ハジメさんは私たちにもっと朝食を持ってきてくれて、シャワーを浴びるよう家に招いてくれました。シャワーを浴びてきれいになると、ハジメさんの奥さんのマミさんと母親のセツコさんと一緒に座って、枝豆と梨を食べました。日本で初めて、見も知らぬ人が自宅に招待してくれたので、驚くとともに、とても幸せな気持ちになりました! ありがとうございました!

到着したとき、角館はすでに観光客でいっぱいでした。ひどく暑かったので、武家屋敷の1つに入って日差しを避けることができて嬉しかったです。角館歴史村・青柳家では、幅広い種類の建築と展示品を観賞することができます。

私たちにとって最も興味深かったのはサムライの甲冑(かっちゅう)でした。ヨーロッパの衛兵の鎧とは全く違うからです。それに日本刀がとても重いということを手に取って体感できるコーナーもありました! この博物館では身分制度についても学びました。サムライは下級身分の者が無礼を働くと切り捨てることができました。

また、サムライだけが自宅に門を作ることが許されていたことも学びました。これらの門が今日でも、角館の武家屋敷地区と商人などが住む他の地域とを区別しています。このような歴史的遺産に感動した後、私たちは小さな山の中の楽園である田沢湖に向かいました。田沢湖については、次回はさらに詳しく!

 

 

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ズザナ&ミーシャ

 

 

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