エピソード 16 友人と過ごした小樽の1日

2019-08-08



ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~

【エピソード16】
<友人と過ごした小樽の1日>

「こんにちは。私たち、今、札幌にいます!」
「ようこそ札幌へ! 今日の予定は決まっているの?」
「電車に乗って、日帰りで小樽と余市へ行こうと思っています!」
「一緒に車で行きませんか?」
「ワー、ステキ! もちろん、喜んで!」
「じゃあ、12時にホテルまで迎えに行きますね。」

エピソード5で、タンデム自転車に乗るホリエ・ナオさんとカツオさんを紹介しました。ふたりは網走で出会った、とても親切で素敵な方たちです。私たちの旅をこのブログでフォローしてくれていて、フェイスブックでもつながっていたので、ふたりの地元の札幌に着いたら、連絡しようと考えていました。

 こうして連絡をとってみると、予想もしていなかった素晴らしいことが起こったのです!なんと、ホリエさん夫妻と一緒に素敵な一日を過ごせることになり、ごく自然に日本の友人を作れたことに心から感謝しました。ふたりと愉快な会話を楽しみ、休暇中に起こったことを語り合い、心が刺激されるような観光地をたくさん見学しました。もちろん、美味しいものも食べましたよ!

ホリエさん夫妻は、初めに、余市にある有名なニッカウヰスキー蒸留所へ連れて行ってくれました。ミーシャはウィスキーが大好物で、蒸留工程について学べることにワクワクしつつ、大好きなお酒の日本版をテイスティングするのが待ちきれないようでした。ミーシャも私も、この蒸留所の創設者である、竹鶴政孝・リタ夫妻の人生の物語にすっかり夢中になってしまいました。彼らの人生は、仕事においてもプライベートにおいても多難でしたが、全ての困難を克服して、夢を実現したのです。

 深い尊敬の念を抱きつつ、美味しいウィスキー、アップルジュースとアップルワインをお腹に収めて、次は鰊御殿に向かいました。ズザナが伝統的な日本建築に心酔していたので、ホリエさん夫妻は、それに合う場所を選んでくれたのです。ニシン漁で財を成した田中福松により建てられたこのかつての住居兼番屋には、漁で使う道具や漁師の生活が分かる歴史的な写真が飾られていました。一番興味深かったのは、当時の漁獲量の80%は、食料としてではなく、綿や藍の畑の肥料として使われたということでした。

 知識欲は満足したもののお腹が空いたので、車に乗って小樽へ向かいました。美味しい弁当を食べた後(ズザナは刺身を選び、ミーシャは鶏肉をたいらげました)、風鈴の音色に包まれながら、運河沿いをそぞろ歩き、かつて金融業で栄えた街並みを散策しました。風鈴は、ツララに似た音がするので、人々が涼を感じられるように飾られているのだと、ホリエさんが教えてくれました。

 ナオとカツオに、心から 「どうもありがとうございました」 と伝えたいです。一緒に過ごすことができて、何よりも素晴らしい一日になりました。プラハに来たときには、ふたりの惜しみないおもてなしへの恩返しができるのを、楽しみにしています!

ズザナ&ミーシャ

 

 

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