エピソード 10 三国峠への道程

2019-07-22



ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~

【エピソード10】
<三国峠への道程>

日本縦断自転車旅行を始めて1カ月が経ちました。そこでこの10回目の投稿を使って、普段どのように1日を過ごしているかをご紹介します。自転車旅行の日々はチェコでの生活とは全く違いますし、おそらく読者の方々の日常ともかけ離れていると思います。楽しんでいただければ、あるいは刺激的と感じていただければ幸いです!

7月11日木曜日、帯広のイワンとマオ(カウチサーフィンで知り合ったホスト)の家を出発しました。帯広での4泊は、屋内で、シーツがあり、マットレスの上で、毛布を掛け、普通に寝ることができて幸せでした。でもこれからは、またキャンプです。まず初めにキャンプ場を選びます。実際1日のサイクリングルートの距離はキャンプ場の場所で決まります。地形を考慮し、利用できるキャンプ場があるかどうかに応じて、平均して1日に45〜70キロ走ります。

今夜は糠平(ぬかびら)で目覚めました。マットは水漏れしてカビっぽくなったので、新しく買いましたが、これがひどくかさばるものでした。朝最初にやることは、マットと寝袋をテントの外に出し、新鮮な空気で、理想的には太陽の下で乾かすことです。テントは温室のようで水滴が付きます。 次にトイレに行き、サイクリング用の服を着ます。そういえば、日本の公衆トイレは清潔で手入れが行き届いていて、旅行者が快適に利用できるので素晴らしいと思います。それから朝食を食べます。1人パン3切れをバターとマーマレードで食べますが、たまに卵焼きと、フルーツジュースかバナナをいつものメニューに加えます。歯を磨いた後、テントを折りたたみ全ての装備を仕舞います。そして最後に1日の水分補給のための飲料水をボトルに詰めます。

この朝のルーティーンは2〜4時間かかります。つまり普通は午前11時ごろ自転車をこぎ始めることになります。しかし糠平は例外でした。この先厳しいコースになるのを知っていたので、午前10時に出発しました。サイクリストの多くははるかに速く進みますが、私たちは田園風景を楽しんだり、写真を撮ったり、ビデオを撮影するのが好きなのでゆっくりと旅をしています。

大雪山系への道中は、写真休憩を取りたくなるところがたくさんありました。鉄道が廃止されて放置された橋梁、美しい山々、そして野性味あふれる川は、走行距離を追い求めるのを止めて、つい観光したくなるような素晴らしさでした。人工的なものでありながら最も心を引きつけられたのはタウシュベツ川橋梁でした。今にも崩壊しそうなこの橋は、1937年に旧国鉄「士幌線(しほろせん)」の一部として建設され、毎年6月には雨と雪解けにより水位が上昇する糠平湖の中に完全に沈みます。幸いにも私たちは水位が低い状態で、その景観を楽しむことができました。

最初のおやつのタイムは16キロ過ぎ、すなわち全ルートの4分の1に予定していました。この節目に時計は12時43分を指していて、いつものように予定より遅れていました。そこで、急いで食べ終わると、途中の美しい景色を楽しむ時間を減らすと決めました。それが功を奏して、その日の最高地点である三国峠に午後3時に到着しました。

 

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