全くの初心者の方でも気軽に始めようと思えるのは、システムがわかりやすく、ウェブで予約をして自分のペースで続けることができる点だ。これまでは茶道を始めるには、どこへ行けばよいのか、流派でお作法や指導内容にどういう違いがあるのか、初心者にとってはわかりにくいことも多く、敷居が高く感じがちだ。茶論では堅苦しさはなく、おもてなしの「心」や、礼儀作法・お点前などの「型」、歴史やルールという「知」をバランスよく学びながら、お茶を愉しみとして、日常として、学んでいくことができる。また、店舗での稽古と並行してオンラインで映像を繰り返し見ることで、予習、復習ができるなど、現代のテクノロジーを上手に取り入れている。「色々な日本文化をつなげてくれる豊かなお茶文化ですが、今、茶道人口は減少の一途をたどっていて、もったいないと思い、今の時代に即したというのがあったらいいのではないかということで生まれました。」と綿貫さんは語る。