エピソード 46 潮岬と白良浜

ズザナとミーシャ　日本の魅力大発見
～チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行～

【エピソード 46】
＜潮岬と白良浜＞

紀伊半島海岸沿いの絶景の旅は続き、一日一日を堪能しています。串本の地元のニシムラ・トムさんという紳士から、早起きすれば橋杭岩（はしぐいいわ）の間からのぼる日の出が見られるよと教えてもらいました。でも私たちは早起きではないので、夕方近く潮岬（しおのみさき）に到着する前に岩の美しい眺めだけ拝みました。

潮岬は本州の最南端に位置します。私たちはその先端でキャンプを張り、午前中は暖かいビジターセンターの中で気持ちよく過ごしました。センターではオーストラリアの木曜島と日本人真珠貝ダイバーの歴史を知ることができました。あと、犬の散歩をしていた親切な地元の人から、寿司をいただきました！

それから数日、色々と小さな冒険を重ねた後に、感動の白浜に到着しました。この町にはすばらしい観光スポットがたくさんあります。最初は三段壁（さんだんべき）を訪れて、太陽の下で足湯に浸かって癒やされました。

次に訪れたのは息をのむほど眺めのすばらしい千畳敷（せんじょうじき）です。この岩畳を散歩するのは楽しいですよ。一つの観光スポットでこれだけ多様な景観や地質の驚異が見られるなんて、すごいことです！　当然ながら、大きな節目となる記念写真の背景には千畳敷を選びました。

5,000 km走破達成！

もちろん、一番のお楽しみは最後にとっておきました。白良浜です！　ようやくズザナに白い砂浜に連れてきてもらったミーシャはもう嬉しくて、外の気温が12℃しかなくても泳ぐと決めました。　泳いだ後は有名な崎の湯温泉でからだを温め、その日は近くの民宿に泊まり浴衣でくつろぎました。