2021年7月に『北海道・北東北の縄文遺跡群』が世界文化遺産に登録された。その時から取材したいと思っていたが、今回世界遺産構成資産(17カ所)の中でも特に大規模な集落跡であり、日本最大の縄文遺跡である『三内丸山遺跡』を取材する機会を得た。取材当日は1992年に始まった三内丸山遺跡の大規模発掘調査に当初から関わると共に、現在三内丸山遺跡センター所長である岡田康博氏のお話を伺うことができた。岡田所長は私が取材前に読んだ書籍の著者でもあった。また、悪天候予報の中奇跡的に晴れた早朝、ドローン撮影を行い素晴らしい動画が撮れる幸運にも恵まれたので、記事と共に、上空から見るとおとぎの国のようにも見える縄文遺跡の映像を、読者には楽しんでいただきたい。