島食の寺子屋が考える日本料理のコンセプトは、「季節」、「文化」の2つが大きな柱であり、それを会得するには、野菜や魚などの「旬」、食に関する「文化」、「食材」、「地域の環境」を知ることであるとしている。そして一番重要なのは「素材」であり、料理人の磨かれた技術と五感にあると位置付けている。
佐藤氏は、海士町で毎朝、海・山・田畑に散歩に出かけたときに見たイメージをお皿に表現しているという。
日本の文化・風土を理解し、海外で腕を振るった経験のある佐藤氏は、海外の人たちも視野に入れている「島食の寺子屋」の講師に正に相応しい人物だと言えるだろう。
海士町で長期バカンスを楽しむ
海士町は、前編で紹介した「シェアハウス」とは別に、海士町で少し暮らしてみたいという日本人や、1カ所に長く滞在して旅行を楽しむ嗜好のある外国人旅行者向けに長期滞在ができる「レンタルハウス」を提供している。