エピソード74 霧島錦江湾(きりしまきんこうわん)国立公園:えびの高原
ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~
【エピソード 74】
<霧島錦江湾(きりしまきんこうわん)国立公園:えびの高原>
Agoda(アゴダ)で予約した小さいけど快適なワンルームが、2週間滞在した鹿児島市の拠点になりました。自転車と貴重品はここに置いて、バックパック・モードに切り替えました。電車、バス、ヒッチハイクを組み合わせて日本の火山ミュージアム、えびの高原にたどり着きました。ここのキャンプ場は二晩わが家になりました。なにしろ私たちだけで他にだれもいなかったのです。
まずは、いくつかの火口湖の周囲をぐるりと散策してから、エコミュージアムセンターでこの地域について色々学びました。眺めは美しく、第一印象としてこの山地は独特だなと思いました。
二日目は、最高峰の韓国岳(からくにだけ)にハイキングで登りました。山頂からは一帯の壮大な景色が見渡せます。2011年に大規模噴火した新燃岳(しんもえだけ)が蒸気を上げるところを垣間見ることもできました。
石がごつごつして滑りやすい道を歩いて、大浪池(おおなみのいけ)の周囲をぐるりと一周しました。大浪池は火口湖で、ちょうど花盛りの野生のマンサクに彩られ、息を吞むほど美しかったです。
全体を一周してキャンプ場に戻るまで、休憩を含めて7時間かかりました。また別の季節にもう一度来てみたいです。緑の木々に覆われるときはさらに美しいに違いありません! あと、お店や施設が営業しているときに。ちょっとお腹がすいてしまって困ったので、とはいえ、えびの高原の一瞬一瞬を堪能しました。
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