エピソード 53 小豆島と高松、四国へようこそ!
ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~
【エピソード 53】
<小豆島と高松、四国へようこそ!>
当初は自転車でしまなみ海道経由で四国に渡る予定でした。そうしたら、神戸からフェリーが出ていることを知りました。それだと退屈な道のりを何キロも節約できることになります。フェリーターミナルまで来て調べていると、なんとフェリー便は小豆島(しょうどしま)という可愛らしい島に立ち寄るではありませんか!私たちはすかさずこのチャンスをとらえ、小豆島ですばらしい24時間を過ごしました。
小豆島で一番感動した場所はエンジェルロードでした。弁天島へとつながる砂の道なのですが、干潮のときしか現れないのです!私たちはこのロマンティックな場所でハート型の小石を拾って、おみやげにしました。
もうひとつユニークなスポットは中山(なかやま)という山村です。この村は、日本ではかなり珍しい棚田が自慢です。私たちは星空の下、ここで1泊しました。
小豆島ではさらに二つのことに興味をそそられました。いたるところにあるオリーブの木と、地元の建物の外観に見られる新しい建築の特徴です。実はあとからわかったのですが、この手法は焼き杉といい、日本の伝統的な木材保存法でした。
そして遂に、5,500 kmの旅の末に四国が私たちを待ち受けていました!この新たな島で最初に訪れた高松は、予期せぬすばらしい経験に満ちていました。まずは、快適でゆったり広々として独創的なあかね温泉。次に見つけたのがオシャレな新しいサイクルショップ、バイシクルショップ クラウズです。スタッフも最高で、新しいチェーンを取り付けてくれました。3番目に、でっかいどんぶりに入ったぶっかけうどんをおいしくいただきました。
しかしながら、高松で最も圧倒されたのは、栗林(りつりん)公園でした。日本で見た中で、まちがいなく最も美しい庭園でした(これまでのところ)。とっても大きくて、すべてを堪能するには丸一日かかりそうです――散策し、和船で周遊し、だんごをほおばり、民芸館で展示を鑑賞し……申し分なし!
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