エピソード 36 上高地、山好きのパラダイス

 

ズザナとミーシャ 日本の魅力大発見
~チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行~

【エピソード 36】
<上高地、山好きのパラダイス>

降り続く雨で、松本での滞在を延ばさざるを得ず、予定より2日間も遅れてしまいました。幸いなことに、梓水苑(しすいえん)キャンプ場は、敷地内に温泉があるので気が利いていました! お蔭で、濡れたテントと周りを徘徊するクモから逃れて、温かいお風呂を楽しんだり、隣接する休憩室で仕事をしたりすることができました。

雲が晴れあがり、太陽が輝くとともに、飛騨山脈までの40キロのサイクリングに出発しました。このコースには多くのトンネルがあり、最後のトンネルは一般車を締めだしていて、勾配11%の上り。汗、汗、汗でした!

目的地は有名な上高地の渓谷でした。嬉しいことに、町の最も端に小梨平(こなしだいら)と呼ばれる巨大なキャンプ場があります。ここにも入浴施設があり、素敵な飲食店もあります。キャンプ場の管理人は、自転車をテントの脇に置いておくことを認めてくれました(バスターミナルの掲示には、違うことが書かれていますが)。

(いつものように)すっかり暗くなってから到着したので、周りがものすごく美しいことに気がつくには、翌日まで待たなければなりませんでした。小梨平は堂々とした穂高岳が丁度よく見える場所に位置しています。 この風光明媚な不思議の国を見飽きることはありません。

筋肉痛にもかかわらず、ここに来てから唯一の天気の良い日に、ハイキングし、できる限り見て回りました。 横尾までの往復は約20キロでした。風景はさまざまで、梓川の右岸、特に明神橋から河童橋までにかけては野生の神秘的な生態系の中を歩くことができます。数匹のサルも目の前を通り過ぎました!

私たちの悪天候記録を更新するように、翌日、別の熱帯低気圧が日本を襲いました。テントの中にいて、暴風雨にさらされていたので、おそらくこれまでで最悪の経験でした。テントの床はビショビショに濡れて、さらに、気象庁は私たちのいる地域に洪水のリスクを発表しました。近くを流れるいくつかの川が溢れないかという恐怖で、ほぼ一晩中眠ることができませんでした。

恐怖で眠れぬ夜にも関わらず、上高地のことを心から懐かしく思い出します。そこで目にした素晴らしい瞬間のいくつかを、皆さんと共有したいと思います。写真をお楽しみください!

 

 

 

IHCSA Cafe インスタグラム
IHCSA Cafe ツイッター
ズザナ&ミーシャ

 

 

 

English Page →