エピソード 32 再び旅が始まる:東京から神奈川へ

ズザナとミーシャ　日本の魅力大発見
～チェコ人カップルの日本縦断自転車旅行～

【エピソード 32】
＜再び旅が始まる:東京から神奈川へ＞

浦安の柴田家とその周辺で、素晴らしい１カ月を過ごしました。柴田家にはいくらお礼を言っても足りないぐらいですが、いよいよ、日本縦断の旅を続けるために再出発する時が来ました！

都会を通り抜けるのは、幸い恐れていたよりも難しくありませんでした。東京にたくさんある橋の中で、サイクリング・歩行者用の通路があるものは限られていて、何度か立ち往生しましたが、全体的には楽しめました。特に、レインボーブリッジからの眺めが気に入りました。

キャンプ生活再開の最初の夜は、羽田空港の川向かいにある、城南島海浜公園のキャンプ場を見つけました。あんなに近くで飛行機が離着陸するのを見たことはなく、壮観でした！　でも、寝るには静かな環境とは言えません。

翌日、川崎市の道路に驚きました。街並みは並外れて有機的で、東京の直線・直角的な街づくりと比べてある意味無秩序な感じがして、移動はより大変でしたが、特に問題ありません！　ある部分以前訪れたベトナムを思い出して、違いを楽しみました。川崎の雰囲気は、日本でこれまで走ったどの都市とも全く違っていました。　

もう少し比較をすると、横浜はシンガポールのようでした。街の中心部は特に夜が快適で、ライトアップされると、いろいろな色に輝く大きな観覧車とモダンな高層ビル群が、とてもエレガントで豪華です。

首都圏のコンクリート・ジャングルを抜けるのに3日かかり、やっと海にたどり着いて、江ノ島でランチを食べました。鎌倉はミーシャの両親と訪問したので、今回は行きませんでした。一番印象に残っている思い出は、野生の亀に餌をあげたことです！

海沿いを西に、茅ケ崎市の柳島キャンプ場まで素晴らしいサイクリング・ロードが続いています。途中、偶然鵠沼海浜公園スケートパークを見つけて、ミーシャは大喜びでした！　そこで、2時間素敵な時間を過ごしました。ミーシャはスケートボードを楽しみ、2人とも地元の子どもたちの才能に感心しました！