文化 Culture

指先から生まれるアート――飴(あめ)細工

2016年6月21日

 

指先から生まれるアート――飴(あめ)細工

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 この金魚は飴でできている。今にも動き出しそうな躍動感が満ちている。
 東京の下町で、日本最高レベルのリアルな飴細工を1つ1つ全て手作業で作り出しているアメシン代表・職人頭の手塚新理(てづか しんり)さんを訪ねて、作業の様子を拝見し、職人としての取り組みなどについて伺った。


日本独特に発展してきた

 奈良・平安時代に大陸から伝わったといわれる飴は、極めて貴重品だったので、意匠を凝らされてお供え物など特別なものとして扱われてきた。やがて庶民にも手が届くようになると、江戸時代には「飴売り」が屋台で商売を始めるようになってきた。販売促進と付加価値を加えるために商品の飴に細工を施すことが、はさみで形を整えて作る今日のスタイルに続いてきた。

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 世界各地の飴細工には独特のスタイルがあり、ヨーロッパではパテシエによって飴細工が作られたり、中国では鋏(はさみ)は使わずに、柔らかく溶かした飴を平面に糸状に垂らして作品が作られたりするなど、職人たちが技巧を凝らしている。 (さらに…)

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